スーツ用、オフィスカジュアル用のいわゆる正装用のリアルハーネスのベルト、1年かけて3色購入しました。今回はリアルハーネスのベルトについて、ゆる〜く綴りたいと思います(^ ^)
正装用のベルトは、革靴のバーガンディ、ブラウン、ブラックの色に合わせて所有していましたが、スーツを着る機会がほとんどなくなり、ベルトを処分したり、普段使いとして使用したため使えなくなったり、サイズが小さくなったり…涙
というわけで、これまで所有していたシャベツクリフではなく、リアルハーネスを購入しました。
ベルト幅は28mmでカラーは上から、ブラック、ダークタン、ブラウンです。
SADDLERY = 馬具
MADE IN WALSALL,ENGLAND
イギリスの馬具の一大生産地、ウォルソールで製造されています。これら刻印いいですね(^ ^)
上からブラック 2021年6月購入、ダークタン2019年12月購入、ブラウン2020年12月購入。基本的にはスーツ及びオフィスカジュアルの正装時に使用しております。
自分でも驚きましたが、32インチから2サイズアップの36インチとなりました…34インチでもいけなくはなかったのですが…34インチ買い直し、いや32インチ買い直しを目標に縄跳び昨日から始めました(笑)
サイズアップ前のベルトは、こちらです。
20年以上前にアメ横の名店、ヤヨイにてシャベツクリフのライトブラウンとブラックを購入。
ライトブラウンは、このベルトをメインに使ってました。ブラックは、正装時の時のみだったので、綺麗な状態ですね。しかし、革って伸びるんだな〜と改めて実感しました。ライトブラウンは本当に大活躍してくれました(^ ^)
ここからは、シャベツクリフ ではなく、リアルハーネスを購入したのかについて、綴りたいと思います。これを綴りたかったのに、前置きが長くなりました。すみません。
2019年12月に特にベルトを購入しようと思ってはなかったのですが、入ったとあるお店にリアルハーネスのベルトがありました。しっかし、シャベツクリフとそっくりだな〜的な感じで見てたら、お店の方が話しかけてきてくれました。
以下はなんとなく、こんなやりとりだったなというところを再現
自分「リアルハーネスって、新しいブランドなんですか?初めて知りました。シャベツクリフにそっくりですね」
お店の方「シャベツクリフにいた職人の方が立ち上げた新しいブランドなんですよ」
自分「それっとどういうことですか?」
お店の方「2014年にシャベツクリフは廃業したんです」
自分「今でもシャベツクリフってありますよね?」
お店の方「はい。ありますね」
自分「それって、ブランドの商標を買い取ったところが、継続してやってるということですか?」
といった会話をしました。リアルハーネスのブランドストーリーが心にぶっ刺さり、ダークタンを購入。
その後、色々調べてみたところ、シャベツクリフは2015年に工場を変えて復活とありました。そしてリアルハーネスは元々シャベツクリフにいた職人で立ち上げたブランドだということも改めて知りました。ネットにたくさんの情報があったことにも驚きました。
改めて整理すると
Jabez Cliff(シャベツクリフ)とは
1793年の創業以来、イギリス国内において皮革工芸を伝統として馬具などを作り続けているメーカーです。 同社は、人馬一体、人荷一体、乗り手と使い手に意識させることなく馴染むものを作り、何よりも頑丈ということを理念に200年以上にわたり馬具、革製品を作り続けています。そうした功績が認められ1990年にはエリザベス2世より英国王室の御用達を授与されました。
引用元:SIRIUS CORPORATIONより
2014年に廃業したと綴りましたが、火災で廃業=倒産となったようです。こちらで見つけました。ここで新たにマーティンフェイジー氏という方を知りました。
マーティンフェイジー(Martin Feizey)とは
かつて、イギリスの老舗レザーブランドであるデインズ&ハザウェイのベルト工房で36年活躍していたマーティン・フェイジー氏。
デインズ&ハザウェイ社への商品提供終了のため、自身の名を冠したブランドを英国ウォチェスター州の工房でスタートしたのが、MARTIN FAIZEY (マーティンフェイジー)。
素材にこだわり、英国の高級皮革製品の伝統的なハンドメイドの手法を守り続ける、MARTIN FAIZEY (マーティンフェイジー)は、トップレベルの製品を提供する長く愛されるブランドです。引用元:ZUTTOより
2011年にスタートのブランドです。マーティン氏の代表作品として挙げられるのが、ビクトリア朝時代の消防隊員が使用していたバックルをデザインソースに使用したクイックリリースベルトを共同開発し世に出したことです。
現在ではマーティン氏がクイックリリースベルトの全てを管理し英国ウースター州の工房で数名のスタッフと共にオールハンドメイドで製作しています。
Martin FeizeyのセカンドラインとしてM.F.SADDLERYというブランドで通常のバックルの25mm、32mmの幅のベルトを展開しています。リアルハーネスやシャベツクリフの28mm、38mmとは違った幅ですね。
また、物欲が止まらねえ。。ブログ筆者のサスケさんが下記を綴られています。
実はジャベツクリフは2014年に倒産し、さらに翌2015年には同じイングランドのベルトメーカーのマーティンフェイジーの資本によって「ジャベツクリフ」ブランドは不死鳥のごとく蘇ったとか。
引用元:物欲が止まらねえ。。より
さらに整理すると、マーティンフェイジー氏がシャベツクリフを2015年に復活させたということになるかと思うのですが、セカンドラインのM.F.SADDLERYというブランドで幅こそ違いますが、同じサドルレザーのベルトを展開されています。
う〜ん…よくわかりません…
さらに調べを進めていくうちに、こちらに気になる内容がありました。
これで全て納得できました。。。
改めて。。。REAL HARNESS(リアルハーネス)とは
英国中部の馬具の一大生産地:ウォルソールに工場を構えサドル、腹帯などの馬具をメインに作り続けているブランド(メーカー)です。全てハンドメイドで生産され仕上げまで一貫して少人数の熟練した職人の手作業によって行われます。同社は、伝統ある革のタンナー、カッター、フィニッシャーから受け継いだ素材を元に職人の手で伝統と受け継がれたこだわりの製法で現在に至ります。日本ではその堅牢な革の中でもスティラップレザーといわれる革を使用し手縫い、ミシン掛け、皮革処理に熟練した職人が以前と同じブラスバックルとスティラップレザーで製品作りをしています。スティラップレザーとは馬具の中の鐙(あぶみ)のことで鞍と鐙をつなぐ部分に使用される皮で、とても厚く、頑丈であるのが特徴です。その他鞍を馬体に固定する腹帯にも使用されており、刻印されている番号は鞍を固定するときの強さの調節のためにあり、そのディテールはベルトにも残されています。これらの作業は馬のサドルを主とした工場でのみ作れるもので、その証としてベルトには“Saddlery made in walsall Englandと刻印がなされています。
引用元:MAINEより
2014年に廃業したJABEZ CLIFF(ジャベツクリフ)にいた職人が集まり、再スタートしたのがリアルハーネスで全盛期のジャベッツの頃の高品質と同じクオリティで肉厚のレザーでバックルもしっかり足した作りになっています。SADDLERY”の表記はウォールソールにある本物馬具メーカーで作っているものにしか刻印されないデザインです。
2014年シャベツクリフが廃業するまでには、シャベツクリフ1つの選択肢だったものが、現在は
Jabez cliff(シャベツクリフ)
REAL HARNESS(リアルハーネス)
M.F.SADDLERY(エムエフサドリー)
の3つのブランドから選ぶこととができます。エムエフサドリーは、ベルト幅が32mm、25mmとシャベツクリフ・リアルハーネスの38mm、28mmとは違います。またシャベツクリフには20mm、リアルハーネスには18mm幅もあります。
28mmと25mmで比較すると、シャベツクリフが14,080円、リアルハーネスが13,200円、エムエフサドリーが11,000円と値段も多少違います(価格はネットショップでの2021年8月10日現在、税込み価格)
個人的にはどこのブランドを選ぶかというよりは、どこのお店で購入するかだと思います。自分が気に入って通ってるお店が、上記の3つのブランドのいずれかを扱ってれば、そのブランド購入で良いと思います(^ ^)
ちなみに私は、ダークタンは、神保町のMAIN、ブラウンとブラックは原点回帰ということでアメ横のヤヨイで購入しました。どちらのお店もスタッフの方と話してる時は至福の時間ですね(^ ^)
実店舗での購入をお勧めしますが、下記のレアなモデルはネットで購入したくなりますね
リアルハーネスの18mm幅は新鮮でいいですね。
シャベツクリフにも32mm幅がありました。あとロングタイプや20mm幅も気になりますね。
今回は以上です。
次回ブログでは、2000年頃に購入したシャベツクリフのブラックと先日購入したリアルハーネスのブラックを比べたものを綴ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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